電話代行業者が行う転送サービスとは、会社や事務所にかかってきた電話を代行業者へ転送し、オペレーターが社員に代わって応対するというサービスです。ボイスワープなどの転送サービスを使用して代行業者から利用者へ転送する形式と、利用者から代行業者へ逆転送する形式、また代行業者の電話番号でそのまま電話を受ける形式があります。オペレーターはお客様の電話に応対し、その後利用者へ内容を報告します。
NTTのボイスワープを使えば、電話に出るべき時と出なくても良い時を自由に選べるほか、お客様には電話が転送されていると分からないので、いつでも必要な時に連絡ができるという信用度の向上に繋がります。あからさまに代行業者が対応しているとは分からないので、いつでも電話に出られる状態をキープしていると思われ、会社全体のイメージアップにもなります。電話ではお客様からの注文や商品についての重要な情報(不具合や不良品、クレームなど)のほか、新規顧客獲得につながる情報が寄せられることもあるため、常に電話には出られる状態にしておきたいものです。
転送サービスを効率的に利用できるのは、出張や出先への訪問が多い個人事業主のほか、事務所が留守がちになる事業所、企業の支店、インターネット上でネットショップやネットサービスを運営する企業家の方などで、人手不足を解消する有効な手立てとなります。ただし、かかってきた電話を転送するだけならボイスワープの設置だけで事足りてしまうので、電話代行を利用する必要がない場合もあります。